30代半ば男性の子育て日記

息子の子育て奮闘記

名付け

妻の妊娠が発覚してから、出産までのおよそ10か月の間に、重要なミッションがあります。それは、子供の名前を考えるということです。

 

名前を考えるといえば、今までは、ゲームの中のキャラクターに名前を付けたことがあるくらいで、しかも適当に付けていましたし、その子の一生の名前を考えないといけないのは、かなりのプレッシャーでした。

 

何事も、本から入る性分ですので、早速、名付けの本を購入し、世の中の名前という名前にはどういったものがあるのかをリサーチしました。ちなみに、この時には、性別が男の子だと、わかっていたので、購入した本も男の子の名付け本でした。

 

本の中には、膨大な量の名前が紹介されているんですけど、要はその中から消去法で、1つに絞っていく作業です。ただ、なんとなくの気持ちで消去していくと、最終的に残る名前もなんとなくになってしまうと思ったので、その作業の前に、基準を明確にしました。親として、子供の名前に求める基準です。

 

本当に人それぞれだと思いますが、僕の場合は、音の響き、唯一性、文字の画数の3つを基準としました。この3つの基準には、優劣の差はなく、並列の関係です。

 

音の響きについては、異論はないと思います。これからの人生で、頻繁に耳にする音ですから、親が不快だと感じる響きの名前を、子供に付けたがる親はいないでしょう。この基準だけでもかなりの候補数が減ります。

 

次の唯一性ですが、こちらは意見が分かれるところです。よく人気の名前ランキングなどが、発表されますが、それを見た時の反応の違いによく表れていると思います。僕は、名前の本質からして、モノの名前で考えたらわかりやすいですが、それを特定する為に付けるのが、大原則だと思います。単純に同じ名前が多いとややこしいからです。それは、人の名前にも言えることです。

 

最後の、文字の画数ですが、こちらは完全に自分の被害妄想です。本の中で画数診断があって遊び半分で自分の名前を診断してみたら非常に悪かったので、今までの自分の人生に運がないのは、そのせいだと思いこんでしまいました。当然、子供にそれを引き継いで欲しくないという気持ちから基準にしました。

 

以上、3つの基準を元に絞っていくと、本当に一つだけになりました。でも、そうして、いろいろ試行錯誤して残ったその一つでさえも、この時には、まだ100%の自身が持てないものです。

 

自身を持つために何度も何度も口に出してみたり、名前を紙に書いてみたりしても、その不安は消えませんでしたが、産まれてきてくれた名前を息子に向かって呼んだ時には、そんな不安はなくなっています。

 

以上です。