30代半ば男性の子育て日記

息子の子育て奮闘記

立合い出産_後半

病院に着くと、陣痛の痛みによりこれまで見たことがない妻の姿がそこにはありました。陣痛がなかなか始まらず、お腹が張っていただけの時とは大違いです。

 

陣痛が来たら、腰のあたりを親指で押してあげると、少し痛みを和らげることができると言ってそのやり方をドクターがレクチャーしてくれたのですが、それがなかなか難しい。

 

というか、コツを掴んでいないからなのか、男の僕が全力で押してもまだ足りないくらいの力が必要です。腰あたりを押すと、中で赤ちゃんが動いているのがわかるのですが、赤ちゃんとの押し合いっこみたいなイメージですね。

 

そんなちょっと教えてくれただけでできるほど簡単な技ではなく、あれは熟練の技です。いきなりうまくできるはずもないのに、妻からは怒られて、速攻で、心が折れたんですけどね。まぁそこは我慢してひたすら見守るのみです。

 

あと、陣痛が始まれば、当たり前ですけど、出産するまで、3分に1回くらいのペースで陣痛がやってきます。こちらの都合はお構いなしです。とにかく産まれてくる赤ちゃんと押し合いっこです。

 

で、そこから何時間後に産まれてくれたかというと、翌日の夕方の3時40分でした。僕が病院に着いたのは、夕方5時くらいですから、だいたい22時間後ですね。寝れないという覚悟はしていましたけど、正直あんな肉体労働とは思ってもみませんでした。あと、精神的にも妻が苦しんでいる姿を見て何もしてあげれないのは、辛かったです。途中、替われるものなら替わりたい、その方がよっぽど楽なのにと思いました。

 

立会い出産を通して、思ったことは、一番は女性はやっぱり強いなぁ(笑)ということです。病院に来てくれた母親に僕が掛けた第一声が、「よく3人も産んだなぁ」でした。

 

立会ってよかったことは、その後の育児にもつながっているなぁということです。実際に子供を産むのは女性の体ですが、男性も出産というイベントに参加することで、少なからず男性の中にも子供を出産したという達成感がでてくると思います。

 

僕の場合は、その達成感があるから、家事も全くしなかったような人間が、その後のおむつ交換や寝かしつけなどの育児にも自然に入ることができたのかなと思います。産んだ親の責任とかいうヤツかもしれないです。

 

以上です。